沖縄は、嘉手納・普天間など34の基地が存在する日本最大の基地県です。米軍基地で働く日本人も多く、他の県とは事情が大きく違います。
求人・採用についても、沖縄は独特です。様々な採用ルートがありますので、一つずつ説明します。
駐留軍等労働者労務管理機構
日本にある米軍基地の求人を請け負っている最大手である独立法人駐留軍等労働者労務管理機構ですが、沖縄では、独特の採用プロセスを設定しています。
他県では、求人枠が発生した場合に、その都度HP等で募集するという流れになっていますが、沖縄では基地で働きたい人を事前に募集して、求人が発生するたびに、その都度、その職種に必要な資格を持った人を、米軍に紹介するようになっています。
事前募集は年2回行われています。インターネットの公式サイトや新聞広告で案内されるので、希望する人はこまめにチェックするようにしてください。
事前募集を逃すと、次の募集時に登録するまで仕事を紹介してもらうことが出来ません。無登録者が直接、申し込みをしても受け付けてもらえないので注意してください。
沖縄ローカルの基地専門斡旋業者
沖縄には米軍基地に特化した人材派遣会社が存在します。プレンティ・スタッフ、オンタイム・スタッフィングが有名どころです。
- プレンティ・スタッフ
●オンタイム・スタッフィング
経理、秘書、英文事務、タイピングといった事務職から車両整備、搬入、ファークリフト操作といったガテン系の仕事、ウェイター、バーテンのような飲食系まで、幅広い職種を扱っています。
求人数は多く、毎日新しい仕事が発生しているので、希望に合った仕事を見つけられる可能性が高いと言えます。
なお、継続的に働く仕事だけではなく、イベントで1日だけといった単発系の仕事もあるので、バイトがしたいという人にもオススメです。
米軍基地と関わりのある会社
沖縄にある企業のなかでは、米軍基地内に支店がある会社があり、そういった企業の従業員として採用されれば、基地に配属という可能性もあります。
携帯電話会社や国際電話の会社、建築関係、不動産会社などが一例です。
本土系の転職支援会社
本土をメインに活動している転職支援会社(リクルートエージェントやDODA、テンプスタッフなど)のなかには、沖縄に進出しているところもあります。
そういった企業は米軍絡みの求人情報も押さえているので、こういったところに登録して仕事を斡旋してもらうのも有効です。