
米軍基地の求人の応募手続きは、応募先によって違ってきます。基本的な流れは一緒ですが、細かいところで微妙な違いがあるので、採用ルートごとにまとめてみます。
駐留軍等労働者労務管理機構、ハローワーク経由
このルートの場合、下記のような手順となります。
履歴書を添えて申込み
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面接等の試験
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雇用前健康診断
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採用通知
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採用
技術職、専門職の場合、スキルチェックのための試験が発生することもあります。また、細部は基地ごとに違うようなので、最終的には、その求人情報を公開している駐留軍等労働者労務管理機構、ハローワークに確認するようにしてください。
民間の転職支援会社、バイト募集サイト
日本の転職会社、バイト募集サイトから応募する場合には、まずはそちらで登録作業を行うことになります。
バイト・パート職であれば、履歴書を提出して軽く面接をする程度で終了となりますが、正社員の場合、ここでスキルチェックやそれまでの職歴の確認が行われることになります。
少し時間がかかりますが、そのかわり、あとは転職会社のスタッフが米軍の担当者とやりとりをしてくれるので楽です。
その後、仕事を紹介されて、米軍の採用面接を受けることになりますが、これは最終確認のようなものです。この時点で8割方決まっていると考えて大丈夫です。
なお、米軍基地の業務を請け負っている日系企業の求人の場合、採用プロセスは通常通りです。
米軍基地のオフィスに直接申し込む場合
基地内にある採用オフィスに直接申し込む場合、オフィス内に専用の履歴書が用意されているので、そちらに必要事項を記載、それを提出することになります。
その履歴書をもとに書類審査が行われ、通過者には連絡がいくので、そこで面接という流れになります。
後は基地によって違いますが、身体検査を経て採用というのが一般的な流れです。
履歴書は英語で書く必要がある?
英語が苦手という人は、履歴書を英語で書かなければいけないのかどうか気になるところかもしれませんが、駐留軍等労働者労務管理機構、ハローワーク経由の時は、英文で作成する必要があります。
基地のオフィスに直接申し込む場合も、もちろん英文での作成です。
一方、転職支援会社、バイト募集サイト経由の場合、履歴書は日本語でも大丈夫です。それを転職会社、バイト仲介会社のほうで英文にまとめ直してくれます。
慣れている人でも、英文でまとめるのは、日本との形式の違いなどもあって、なかなか手間がかかるので、これは便利なサービスです。
でも、当然ですが基地での面接は全部英語です。日本語の通訳がつくといったことはありません。ただ、職種によっては最低限のコミュニケーションが取れれば、それ以上の語学力は求められないというケースが多いので、英語についてはそれほど心配する必要はありません。
米軍基地で働こうとする人であれば、ある程度の言葉は話せると思いますので、まずそれで大丈夫かなと思います。